オーストリッチ輪行袋比較:520からL-100へ乗り換えて感じた軽量化の魅力

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重厚な520から軽快なL-100へ:輪行スタイルの進化

1. 輪行袋の選択に悩むサイクリストへ

最近日が長くなってきたので、ロングライドを計画している方も多いのではないでしょうか。
ベテランの方はともかく、初めて200kmくらいのロングライドにチャレンジしようとしている方は、輪行袋も持って行った方がいいと思います。
道中で美味しいモノを食べすぎて、走る気力が失せた場合や、予期せぬトラブルで走ることを断念せねばならないシーンなどに直面した際の保険として、持っていると何かと安心するアイテムです。

実はちょっと前に、輪行袋を買い換えました。

長年使用してきたOSTRICH 520というモデルから、同じくOSTRICHのL-100というモデルに買い換えたんです。
そこで今回は、両者の違いを比較しながら、輪行袋を購入する際のポイントなどについて、お話したいと思います。

2. オーストリッチ「520」の特徴と使用感

自転車を入れた時、少しでも自転車を守れるように生地が厚いものがいい!と思い、最初に購入した輪行袋です。

特長
・厚手のNL420D(*1)ナイロン素材を使用し、耐久性が高い。
・ファスナーにより底(変速機側)まで袋が開くので収納が簡単。
・袋の中にタイヤ用のポケット(中仕切り)があり、タイヤの収納が容易。
・重量 約820g(*2)

公式HP https://ostrich-az.com/lineup/road-520-bike-bag/

(*1)NL420Dは「420デニール」のナイロン素材。デニール(denier)は繊維の太さや密度を表す単位で、数字が大きいほど繊維が太く、丈夫になります。
(*2)カタログ値

520 あとは肩掛けベルトを付ければ完成の状態

520キット。別売りのエンド金具も一緒に入れています

エンド金具込みなのにカタログより軽かった! なんで??

3. 軽量型「L-100」の魅力

輪行に慣れてきたこともあり、自転車の保護に対する意識がやや薄れたため、多少生地が薄くても軽い方が良いと考え、買い替えました。

特長
・軽量で柔軟なNL70Dをメインに使用しており、コンパクトに畳めるためボトルケージにも収納可能。
・シンプルな巾着型の構造で、ほつれ防止処理(リップストップ加工)もされているので、薄手ながら耐久性もある。
・重量は約235g(*3)

公式HP https://ostrich-az.com/lineup/l-100-bike-bag/

(*3)カタログ値

L100 ロゴマークが520とは逆サイドについています

L100キット。別売りのエンド金具も一緒に入れています

エンド金具込みの重量です

4. 実際の使用比較:520 vs L-100

収納のしやすさ

520
・ファスナー開閉式のため、底部まで開くので、本体の収納が非常にラク。
・タイヤは本体を袋に入れた後で、バックの内側になる専用ポケット(中仕切り)に収容可能なので、梱包する作業時間はL100より抜群に短い

L-100
・一般的な巾着タイプなので、梱包作業自体は慣れが必要だが、工程はシンプル
・袋に入れる前に、フレームにタイヤを固縛する必要があり、フレームとタイヤが干渉しないよう注意が必要

520輪行袋本体

L100輪行袋本体

520の内側。ファスナー展開なのでタイヤポケットが丸見え

L100の内側。ただの袋構造です。

520スタンバイ状態。フレームだけを袋に入れます。
ファスナー式のため乗せやすいです

L100スタンバイ状態。フレームにタイヤを固縛しておき、
袋の底部を靴下のように出してから入れます

520タイヤポケットにタイヤを収納したところ

ここが収納性の最大の違い。
520(写真左)はタイヤをフレームに固定する必要がなく、バッグ内側のポケットに入れるだけでOK
一方、L100(写真上)はバッグに入れる前に、フレームを挟むようにタイヤを固定する必要があります。
慣れの問題ではありますが、収納時間は圧倒的に520の方が短いです。

520梱包完了
あとは肩掛けベルトをつけるだけ

L100梱包完了
あとは肩掛けベルトをつけるだけ

520上部 ファスナー式のため、見た目はスッキリです

L100上部 巾着式のため、仕上げはセンスが問われます

持ち運びの利便性

携行時の大きさは写真右の通り

520はメーカーではサドル後方に取り付け可能とされていますが、やや大きく、重量があるため、サドルバッグやリュックなどに入れて持ち運ぶことをおすすめします。

 

L-100は軽量でコンパクトなので、サドル後方に取り付けても問題ないと思いますが、私はそもそも長距離の時しかもっていかないので、長距離用の大容量サドルバッグの中に入れていきます。

 

5. L-100をおすすめする理由

ロングライドに慣れると、一般的には装備が減って身軽になると言われていますが、輪行に慣れてくると、電車内で快適に過ごすために、逆に装備が増えることがあります。
例えば、折りたたみリュックとか、靴とか、着替えとか
なので、輪行袋は出来るだけ、コンパクトで軽量なモノにしたかったんです。

520は生地が厚く、収納が簡単なので、お手軽で輸送時もある程度安心な輪行袋です
しかし、L100に比べると重量が300g近く重く、収納時の容積も1.5倍くらいあるんです。
このため、自転車の梱包作業が多少増えても、トータルで軽くなる方を選びました。

気になっていた袋の生地が薄くなることの自転車へのダメージ増のリスクについても、使ってみると大差ないと思います
既に多少傷ついても気にならなくなったせいかも知れませんが(笑)

そんな理由から今はL100ばっかり使っています

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6. まとめ:用途に応じた輪行袋の選択を

耐久性と収納のしやすさを重視するなら「520」。

軽量性と携帯性を重視するなら「L-100」。

520もL100もそれぞれの良さがあるので、ご自身の使用スタイルに合わせて、選択してはいかがでしょうか。

今回紹介したアイテム

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投稿者プロフィール

44kz(ししかず)
44kz(ししかず)
自転車に乗ることで日々の活力を回生させている壮年ライダーです。
エントリーアルミのTCRにパーツを交換しながら乗っています。
このブログでは実際に使ったアイテム&走ったコースの紹介をメインに綴っていきます。
Team SUMIT&神奈川ランチライド会会員

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