イナーメ　レインジェル / Igname Rain GEL

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雨のライドの必需品　効果が分かりやすい雨対策アイテム

雨のライドの必需品　効果が分かりやすい雨対策アイテム

先週のかすみがうらエンデューロは最初から雨予想だったため雨対策を講じて臨みました。
レインウェアを着て走るのが一番簡単ですが、レース用仕様（レインジャケット）となると1万～3万程度と非常に高価です。
安いモノだとバタついて空気抵抗が増大するのでレースには向きません
また長袖を着たり、アームカバーを着ける方法もありますが、長時間走るとどうせズブ濡れにやるし、選手交代で休んでいる間に直ぐに着替えないとカラダを冷やす危険性があります。

ということで、今回の許された雨対策予算の中から選んだ（選べた）のが今回紹介するレインジェルなんです。

アップオイル（左）とレインジェル（右）

その効果とは？
抜群の撥水性。まるで10代の肌と言っても過言ではない！

下の写真を見てもらえば分かりますが、レインジェルを素肌に塗るとメチャクチャ水を弾くようになります。
（その弾き方はまるで若返ったかのように錯覚しそう）
で、このレインジェルとは何者か？というと…

簡単にいうとカラダを暖める成分（ジンジャーオイル）を含んだワセリンなんです。

ワセリンは保湿剤として有名で、皮膚表面に油分が留まるので皮膚を保護する効果もあります。
なのでウェットスーツの擦れ防止にも有効で一日中水に浸かっているサーファー達も愛用する優れたアイテムなんです。
出走前は薄着なので当然寒いのですが、走り出してカラダが暖まればそもそも寒さは気にならないし、ワセリンで全身コーティングすると日焼け止めを厚く塗った時のように皮膚の感覚が鈍くなって、予想以上に寒さは和らぎました。
逆に毛穴を塞ぐので汗が出にくくカラダに熱が籠りやすくなるので、雨じゃない日は使わないように！とのことです。
また、その撥水効果のお陰で水が皮膚に留まらないので、気化熱で体温を奪われる量も激減していると思います。

まるでガラコを塗った窓カラスのように水玉が落ちていきます

これは腕。腕毛のため留まっていますが、水が弾かれているのは分かりますよね
その前に、まず毛を剃った方がいいですね（笑）

使い方はちょっとコツがあります。

製造元のイナーメによると順番と塗る時間にコツがそうです。

（１）まず、最初にアップオイルを塗ること。

これは最初に血行を良くするためと、この後に塗るレインジェルの伸びをよくするためだそうです。
この時に使うアップオイルも季節によってお勧めが異なるので、ちゃんと選んだ方が効果を期待できると思います。
今回はAll seasonというアップオイルを使いましたがWinterとかVery　HOT!にはレインジェル同様ジンジャー成分が含まれているので、寒い時にはより効果的、とのこと。
またアップオイルは当然ウォーミングアップ前に塗る必要がありますし、アップを行わない場合はスタート30分前に塗るのがいいそうです。

イナーメのHPより引用
アップオイルにもいろいろ種類があるので使い分けるもの効果的です。
今回使用したのは一番左のAll seasonです
（Very HOTにしとけばよかった…）

手に取って上記の場所に薄く伸ばします
厚く塗っても効果は変わらないので、伸びる限界くらいでちょうどいいそうです

（２）レインジェルをアップオイルの上から塗ります

脚だけでなく、お腹や背中に少し厚めに塗るのがポイントです

ほんのりジンジャーの香りがします。
暖かくしてくれそうな雰囲気はフタを開けた瞬間にやって来ます

ジンジャー成分が入っているからと言って、塗った瞬間からファイヤー！って熱さは感じません。
ワセリンでコーティングされたことで素肌から熱が逃げなくなることで暖かくなる感じです

まとめ

雨対策として一番いいのは間違いなくレース用レインジャケットだと思います！
フレームやホイールにはお金を掛けがちですが、寒さでパフォーマンスを発揮できない可能性もあるので、意外とこういう所に投資した方が、結果が出るのかも知れませんね（反省…）
普段から安いパーツをチョコチョコと買わないで、お金をためて一年に数回使うかどうかの高級レインジャケットを買うことができるか？
これって意外と難しい問題ですよね（笑）