ミニモーフ ”G” 化大作戦、成功!
これまで幾度となくピンチを救ってくれた携帯ポンプ ミニモーフがついに壊れてしまいました。
バルブを固定する時に起こすレバーが根元からポキンっと折れちゃったんです。
もうかれこれ8年以上使ってますかね~
だから、まぁある意味寿命とも言えるんでしょうけど、折れたレバー以外はまだまだ使えるんです。
またミニモーフのメーカーであるトピークはポンプの補修用パーツを豊富に用意しているので、どうせならエアゲージ付きのミニモーフGのパーツを使ってポンプのグレードアップをしてみました。
Contents
そのまえに軽くミニモーフの紹介します
トピークのモーフシリーズは携帯ポンプなのにフロアポンプのように体重をかけて空気が入れられるので、パンクの応急処置とは言え、それなりに安心できる高圧レベルまで空気が入れられるのが特徴なんです。
私の持っているミニサイズのミニモーフですらカタログスペックでは160psi(11bar)まで入れられる仕様になっています。
携帯ポンプなのでどうしてもストロークが稼げずポンピングの最後は固くって疲れて諦めちゃいますけど、(かなり)頑張れば押しても全く凹まないレベル(7bar以上)まではちゃんと間違いなく入るので、応急対応としてはかなり優秀なポンプだと思います。
難点は畳んでもあまり小さくならず、重いこと。
いいことだらけのように聞こえるモーフシリーズの最大の欠点は重量です。
カーボンを使った軽量ハンドポンプと比較するとモーフシリーズ最軽量のミニモーフですら、2.2倍(RaceRocket HPC HPC 69gに対しMini Morph 154g)の重さがあります。
また全長もミニモーフですら260mmありますので自転車に付けると隠しきれない存在感を放ちます。
でも比べてみると分かるように1ストローク当たりの空気量は圧倒的に多いので、パンクした際のポンピング回数はハンドポンプより少なくて済みます。
パンク経験者ならわかると思いますが、ポンピング回数が少なくて済むのは代えがたい利点だと思います。
究極に楽なのはもちろんボンベによる一斉注入なんですが、ボンベって意外と失敗する可能性があるので、私は多少重くても弾数(ボンベ数)を気にしないで繰り返し使えるポンプを常用しています。
エアゲージ付きヘッド TRK-RP03
さて本題です。
今回購入したのはトピークのリビルトキットとして発売されているエアゲージ付きホース&ヘッドのTRK-RP03です。
交換作業と言っても簡単で、作業を(無理やり)バラすと以下の手順になります。
①元のホースを外す。
②TRK-RP03のホースを外したホースと同じ長さにカットする。この時両者とも縮めた状態で長さを揃えるのが大事です
③長さを揃えたTRK-RP03を本体に付ける
④ヘッドのネジを外し、内のゴムの向きを180°ひっくり返して仏式に変える
以上、です
まぁ、言葉で90%以上説明しきった感はありますが、一応写真も撮ったので並べておきます。
①元のホースを外す
ホースの根元のネジを緩めて外します
②TRK-RP03のホースをカットする
ここがこの作業の一番の山場です!(大したことはないですが…)
ホースを収納状態(一番短い状態)にして、元のホースと同じ長さにカットします
③カットしたTRK-RP03を本体に付ける
カットした後は外した時の逆の手順で取り付けます
ホースを短くした状態で本体のホルダーにヘッドが収まれば成功です!
④ヘッド内のゴムの向きを変える
ここまで来ればほとんど終了、と言うか米式バルブなら終了です。
ヘッドを仏式バルブ対応化させる必要があります。
と言ってもやることは簡単で、ヘッドの中身を出して、向きを変えるだけです。
さっそくエアゲージがちゃんと動くか確認してみました。
もちろん動きましたよ(正直、ホッとしました…)
エアゲージが付くと、いい面と悪い面がありますね~
これまで出先でパンクして空気を入れる際、タイヤを触った感触で
『まぁ、こんなもんだろ』
と判断していたのが、エアゲージで見てみると大体5barくらいだったことが判明。
つまり、今までは 5barでも ”こんなもんだろ” で安心していられたんです。
しかし、エアゲージがつくとそうはいかなくなりますねー。
気になって、
『せめて7barまでは!』
っと頑張って入れることになるでしょうね…
より安心することは出来ますが、より作業が大変になった、とも言える訳ですね。
まぁ、前向きに考えると、よかったのでしょう(笑)
番外編:ポンプとボンベ、どっちがお得か?
今回、いろいろ調べてみるとポンプとボンベってどっちがお得なの?と疑問が湧きました。
判断基準はパンクリスクに対する安心度と重量です。
1回/日程度のパンクリスクである短距離ツーリングに限ってはボンベでも問題ないと思いますが、長距離で複数回のパンクリスクがある場合は、パンクリスクの数だけボンベを持っていく必要があります。
また、パンク処置(パッチ当てやチューブ交換)をした後でチューブをタイヤに入れる際、ねじれや紙込み防止のため少量の空気をチューブに入れますよね。
その時、ボンベだけだとチューブに空気を入れる手段がなくなります。
(私はその状況で風船みたいに直接口で入れたことがあります)
一方、高圧まで一瞬で入るボンベのアドバンテージは簡単に捨てられない…
そう考えると、ボンベは小型軽量なポンプとセットで使うことを考慮した方が現実的だと思います。
そんな前提条件でポンプとボンベを比べてみました。
モーフシリーズはポンプ単体での使用を前提としています。
ハンドポンプはポンプ単体でも使用可能ですが、1ストロークの空理量が少ないのでポンピング回数が非常に多くなり、想像するだけで息苦しくなるのでボンベと一緒に使うことを前提としました。
と、以下のような結論になりました。
パンクリスク1回/日の場合…重量的にはボンベが有利(多くのポンプより軽量)
パンクリスク2回/日の場合…重量的にはポンプが有利
ボンベの場合はパンクリスクを1回とするなら多くのポンプより軽量、と言えます。
つまり複数回のパンクを想定すると、重量的にはポンプより不利になる、と言えそうです。
とは言え、2回/日のパンク回数はそう珍しいことではありません。
逆に3回/日のパンクは(よほど運が悪い人以外は)そうそう起きません。
とすると…
CO2バルブが組み込まれているHybrid Rocket HPとボンベ1個という組み合わせも悪くないと思います。
総重量はMini Morphとほぼ同じであるのに1回目のパンクはお手軽なボンベで対応が可能。
しかし運悪く2回、3回とパンクした場合はチョー頑張ってポンピングする!という事。
複数回のパンクの発生率を考慮すると、この組み合わせでデメリットが出る可能性も少ないのである程度は安心していいと思います。
そうなると意外とベストな組み合わせなのかも知れませんね。
ブログランキングに参加しています。
よろしければ下記バナーをクリックして頂けると今後の励みになりますのでよろしくお願いいたします。
エアゲージ付きホース&ヘッド TRK-RP03
トピークのHP(こちら)にもありますが、エキスパート向けの商品なので説明図の類は何もついてきません。
とは言っても難しい作業ではないのでそんなにハードルは高くないですよ(笑)
amazon
TOPEAK(トピーク) ホース&ヘッド(TRK-RP03) 新品価格 |
楽天
TOPEAK(トピーク) ホース&ヘッド(TRK-RP03) YPP07000 価格:1,452円 |
ミニモーフG(Mini Morph G)
これは最初からエアゲージが付いているミニモーフです。
『ノーマルのミニモーフにエアゲージ付けただけでしょ』
と思っていたのですが、そうではありません。なんと全長が5mm長いんです!つまり別の商品
『なんでそんなことするのー?普通、部品共用化するでしょ!』
と思う私のような素人とは違ってちゃんと設計している、いう証拠です。
私のミニモーフ改はホース収納時は少し押し込み気味なんです。ちょっとホースが長い、ということ。
この辺の問題をちゃんと検討した結果が5mm延長なんでしょうね。
amazon
topeak(トピーク) ミニ モーフ G PPM09500 新品価格 |
楽天
価格:4,060円 |
ハイブリッドロケットHP(Hybrid Rocket HP)
ハンドポンプにCO2ボンベが付けられるバルブ機能をドッキング!
これにより別々に持つより若干の軽量化(今回の計算では-20g)ができています。
ボンベとの併用システムを組む場合、軽量化にこだわるならこのポンプを選ぶのは必然です
amazon
新品価格 |
楽天
TOPEAK (トピーク) ハイブリッドロケット HP ポータブルポンプ 価格:5,040円 |
CO2バルブ
最もオーソドックスでポピュラーなバルブ
私はこれにしてからCO2ボンベで失敗したことはありません。
なにより使いやすく、信頼できる逸品です
amazon
新品価格 |
楽天
【送料無料】TNI CO2ボンベアダプターヘッド単体 バルブタイプ 価格:1,296円 |
CO2ボンベ
これはどこの商品を買っても問題ないと思います。
ちなみに16gと言うのは内容物(CO2)の重さであってボンベ全体の重さではありません
(ボンベは大体60gくらいあります)
amazon
5本セットです
TNi(ティーエヌアイ) CO2 ボンベ単体 16g ネジ有 5本セット ボンベカバー 新品価格 |
楽天
単品です
TNI (ティーエヌアイ) CO2 Bombe(CO2 ボンベ 単体)[ポンプ・空気入れ] 価格:216円 |
ポンプもいろいろあるんですね。参考になりました
ホントにそうですねー^_^
だからついついより良いポンプがあるんじゃないか?って常に探してしまいますね