ロングライドの救世主!ブルべ専用9分丈グローブ Intro Stinger 6を徹底レビュー




異次元の快適性と実用性!これは正に万能サイクリンググローブ

1. イントロダクション

秋も深まり、ヒルクライムやロングライドを楽しむには絶好の季節となりました。しかし、長時間のライドで課題となるのが、手の疲労や気温の変化への対応です。特に昼夜の寒暖差や路面からの振動は、ライダーにとって大きな負担となります。

これまで、登り用と下り用のグローブを使い分ける方も多かったかもしれません。しかし、今回ご紹介する Intro Stinger 6 は、そんな問題を一手に解決してくれる画期的なアイテムです。このブルベ専用グローブが持つ特長とその使用感を徹底的にレビューします。
イントロ スティンガー6

2. 特徴:ブルベ専用の9分丈デザインと極厚パッド

① 9分丈デザイン

指先の第一関節のみが露出する9分丈のデザインは、従来のフルフィンガーグローブとショートフィンガーグローブの中間的な特性を持っています。寒暖差への対応や日焼け防止はもちろん、スマートフォンの操作性や細かい作業も容易です。特に女性サイクリストにとっては、ネイルデザインを楽しみつつ機能性を確保できる点も魅力でしょう。

 

 

甲側。前回的にフィット性が高く、通気性のいい素材を使用。指先は少し目の細かい生地になっている。

掌側。Lサイズを着用。ちょうど第一関節から先が露出します(私の小指、短いのがバレました)

② 極厚パッド

手のひら全体に配置された厚みのあるパッドは、「着るパッド」というテーマで設計されています。路面からの振動を吸収し、長時間のライドで手にかかる負担を軽減。ブルベや長距離ライドにおける痺れや痛みを予防する設計となっています。
特に手のひらの下部に設けられたまるでネコの肉球のよう大きな低反発パッドは、見た目のインパクトも素敵なのですが、ハンドルを握るどの位置でも的確に作用するこのグローブの最も特徴的なパッドと言えます。

 

 

白い部分がこのグローブのもっとも特徴的な大型パッド。私は勝手に”肉球パッド”と呼んでいます。

パッド部分以外は、メッシュ素材なので、手汗対策は万全です。

親指と人差し指の間の側面にもしっかりパッドが貼ってあります。

手首に近い部分の外側はこのグローブで一番大きなパッドが貼ってあります。

ブラケットポジションでも、意外と肉球パッドが効果を発揮してくれます

フラット部分に手を置く場合は肉球パッドではなく、それ以外のパッドがサポートしているので快適性は変わりません

3. Intro Stinger 6の概要

メーカー:株式会社クラフトマンズ・ワーフ
日本の伝統的な縫製技術と革新的なデザインを融合した製品を生み出すメーカー。バイクグローブの専門ブランド Intro を展開しています。

製品ラインナップ:IntroシリーズにはSTINGER以外にも以下のシリーズが揃っています。

  • STEALTH(ステルス)  :空力性能重視のエアログローブ
  • TRIGGER(トリガー)  :高級本革を使用した耐久性の高いグローブ
  • STINGER(スティンガー):ブルベ専用設計のロングライド向けグローブ
  • HERITAGE(ヘリテージ) :カジュアルと性能を両立したデザイン性重視モデル
  • SOLDIER(ソルジャー ):夏場の快適性を追求した軽量グローブ

今回紹介する STINGER 6 は、特に長距離ライドでの使用に最適化されたブルベ専用ブランドの9分丈モデルです。

4. 長距離ライドでの実例

購入してから約1年が経ち、200km以上のライドに何度も使用してきましたが、特に優れたフィット感と快適性には今でも驚かされてます。
一例として昨年10月に神奈川県相模原市から長野県茅野市まで国道299線沿いを走ったライドの様子を紹介します。
深夜0時に相模原を出発し、コースは相模原→山伏峠(埼玉県)→志賀坂峠(群馬県)→ぶどう峠(群馬県)→麦草峠(長野県)というルートで自宅からは240kmで獲得標高約4000mというライドをしてきました。
この時は出発時は気温が低く山伏峠までは冬用グローブを使いましたが、日が昇ってから麦草峠で雨に降られるまではスティンガー6を使いました。
大活躍したのは前半と後半で全く表情が違うぶどう峠です。
後半の悪い路面と長い急勾配ではそんなに速度が出ていないにも関わらず、振動で手の傷みや痺れで徐々に体力を奪われます。そんなシチュエーションこそがこのグローブの檜舞台です。
このグローブの肉球パッドのおかげで極悪な環境にも関わらず、ペダリングに集中できたと思います。

八千穂高原スキー場にて。スティンガー6のおかげでなんとか到着

前半ゆるゆる後半激坂という意地悪の塊のようなぶどう峠も何とかクリア

覚悟はしていましたが、最後は雨に降られた麦草峠

5. 気になる点

ここまでいい事しか言っていませんが、弱点もあります。それは耐久性だと思います。
生地が薄く、高いフィット性を実現しているせいもあって、脱ぐときに、局所的にストレスがかかると破けることがあります。
特に縫製部分には細心の注意をした方がいいと思います。

右親指の第一関節下辺りがほつれて地肌が見えかけています。 ここはヘビーローテーションしているせいかも知れませんね。

右手首下部分がほつれて地肌が見えています。この辺は脱ぐときに注意すれば防げたと思います。

脱ぐときは、中指、薬指、小指に装着されているエポレットを必ず活用した方がいいですよ。

6. まとめ

とにかく気に入っているアイテムなのでちょっと前のめりになって書いちゃった感はありますが、真面目にお勧めできるグローブです。
ロングライドやヒルクライムで、終盤になって手痛が気になっている方や、これからブルベやロングライドに挑戦してみたいという方にも、
快適さと安全性を両立した本グローブは特におすすめです。
何より機能的なグローブを探しているアイテムに強い拘りを持っている人にも是非試して頂きたいアイテムです
耐久性に少し気をつければ、長く愛用できること間違いなし。」
興味のある方はぜひ試してみてください!

こんな方におすすめ

ライド中の持ち物を減らしたいサイクリスト
9分丈による幅広季節に対応。微妙な季節に厚手のグローブを持っていく必要がありません。
また生地が薄いので夏場もある程度までOK。日焼け防止も期待できます。

長距離ライドを楽しむサイクリスト
ユニークな肉球パッドのおかげで長時間の走行でも手が疲れにくいので、ブルベやツーリングに最適です。

デバイスを頻繁に操作するライダー
指先が露出しているのでサイクルコンピュータやスマートフォンをよく使用する方には、操作性の高さが大きなメリットとなります。

今回紹介したアイテム


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投稿者プロフィール

44kz(ししかず)
44kz(ししかず)
自転車に乗ることで日々の活力を回生させている壮年ライダーです。
エントリーアルミのTCRにパーツを交換しながら乗っています。
このブログでは実際に使ったアイテム&走ったコースの紹介をメインに綴っていきます。
Team SUMIT&神奈川ランチライド会会員

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