KABUTO AERO R-1 (team SUMIT version)




カブト エアロR-1 にステッカーワークを施しました。

ちょっと前の事になりますが、2月は受験生を抱える親として、天気がいいからと言っても一日中自転車で走り回るのが気が引ける期間でした。
もし親が自転車で遊んで風邪でも引いたら、一生呪われてしまいそうな雰囲気、しかも世間は平昌オリンピック真っ只中!
こーゆー時はできることで楽しみます!
そうステッカー作りに没頭するには最適な時間です。

エアロR-1 teamSUMIT ver.
チームジャージにもよくマッチしていると思います!(自画自賛)

ベースヘルメット カブト エアロR-1の紹介

これまでのエアロヘルメットとは一線を画した軽量&ショートテールデザイン。しかも本格的なシールドも標準装備されて20177月に発売!
現在も大人気のヘルメットです。
タイムトライアルのような比較的平坦な道で短時間で行われるレースに於いては冷却性能より空力性能(空気抵抗小)を優先するのでヘルメットの開口を少なくし、整流効果の高いロングテールデザインのエアロヘルメットがよく使われます。
一方、ロードレースのように長時間に渡って山岳路や集団走行といった変化に富んだコースを走る場合、疲労を少なくするため空力性能より冷却性能、絶対的な重量、振り返った時の軽さなどを重視したヘルメットが好んで使われます。
つまり空力性能を重視すると開口が少なく大きくて重くなり、冷却性能を重視すると空気抵抗が大きくなるんです。(クルマと同じです)
この相反する空力性能と冷却性能を高い次元でバランスさせたのが新カテゴリーであるロードレース用エアロヘルメットなんです。
世界チャンピョンが使うS-Works Evade/エスワークス イビィードが有名ですが、日本の雄、カブトが満を持してこのカテゴリーに登場させたのがこのエアロR-1です。
これまで使っていたS-WORKS EVADEが大分痛んで来たので次期モデルを探していたところ、R-1が登場。暫くは大人気のため供給不足で買えませんでしたが、ようやく昨年末、購入できました。
しかも、ふるさと納税のポイントで購入できたのでお得感たーっぷりです
ふるさと納税、バンザーイ!
小谷村(*)バンザーイ!、モンベル、バンザーイ!
(*)長野県小谷村のふるさと納税は当時モンベルのポイントに還元できたんです

オリジナル状態
ステッカー栄えを考慮してソリッドカラーモデルを購入しました
(と言うか、購入時カラーモデルはメーカー在庫なしでした)

まるでガッチャマンのようなシールドが標準装備されます

デザイン構想

これを考えている時が一番楽しいんですよね~

今回は色々考えました。造形的なカッコよさと他にないシールドがあるんです。
最初にパッと思い浮かんだモチーフはガッチャマンのヘルメットだったんです(ベースが黒なのでもちろんモチーフはコンドルのジョー!)
しかし空気取り入れ口の向きや位置を取り入れたデザインがまとまらず、残念ながら今回は諦めました。

で、次に考えたのがレーシングチームデザインです。
チームサミットはジェントリーでアットホームなレーシングチームなので当然、レーシングチームのようなデザインこそがぴったりくるハズだと!(勝手に思ってます)
エアロR-1は既に国内外のいくつかのプロチームで正式採用されており、その中でもデザイン性と作り易さ(パクりやすさ)から参考にしたのはNIPPOビィーニファンティー二のデザインです

デザインモチーフはトップカテゴリーで活躍するVINI FANTINI NIPPOです
日本の企業がメインスポンサーを務めるイタリア籍のこのチームの配色とかデザインが大好きです!

ベースラインの他にスポンサーステッカーは透明なシートに印刷したモノを使っているようです

これにしたかったんですけど、エアロR-1と融合したデザインがまとまり切らなかった…
でも、いつか再チャレンジしたいですね

ステッカー試作&修正

デザインのキーポイントはサイドと上部のラインです。
ここが決まれば90%は成功するハズです。
しかし、型紙なんて当然ありませんから、まずは目測で第1試作品を作り、トライ&エラーで仕上げていきます。
カッティングシートの切り出しは愛用しているカッティングプロッター STIKA SV-8(メーカーHPはこちら)を使います。STIKA SV-8は本ブログ内でもいろいろ作ったことがありますので興味のある方はこちらも参照ください(過去投稿はこちら
これならデザインの修正がミリ単位で行えるし、何より修正を反映した試作品を作って直ぐに確認できるので、手作業より圧倒的に効率はいいです.

そして細かい文字は子供が持っているラベルライターbrother P-touch/ピータッチ (メーカーHPはこちら)を使いました

カッティングプロッターSTIKASV-8(奥)と 娘から借りたラベルライター P-touch(手前青)
大きさの参考にガーミンも置きました

データ作成

サイドのラインは比較的平面にあって長さもそれ程ありませんから定規で測ってもそんなに狂いはないでしょう。
しかし上部のラインは長さもあり、開口を避けるように曲がっています。
しかも頭頂部の最も曲率の大きな面なので定規で測ったところで一発で決まる訳がないなぁ…
と思いながらも定規しかないのでザッと測定してデータを作り、我が家で余り気味の青いカッティングシートで第1試作データを作りました
ちなみに各ラインの交錯角度は目分量です。
どうせ、修正をいれる試作品なんだから細かい事には拘わらず、パッパとデータを作っちゃいました。

STIKAのデータ作成ソフトに目分量で線を引きます
(エクセル感覚でつくれるので簡単です)

トライアル(現物合わせ)

早速、切り出して貼ってみると…
なんと定規と目分量で作ったサイドのラインはほぼピッタリ!
まぁ、拘ったらキリがない領域なので、どこで妥協するか?だけなんですけどね
今回も夜のオリンピックの放送までには大きなところは終了させたいので、これヨシ!としました。
しかし、上部ラインはやはり問題が出ました。起点(上部と側部のパネルの合わせ面)を合わせると、曲線部が全体的にちょっと中央に寄り過ぎました
ココは前端部であと10mm外にしたい
また後端は10mmほど伸ばしたい
と言う感じで、その他諸々の修正を加えて
3回目の試作でまぁナントカ妥協できるカタチになりました。

目分量で作った第一試作品をたたき台としてデザインの精度を上げていきます

線の長さ、位置などを確認してデータを修正します

一度貼ったラインを剥がして修正箇所をまとめておきます
これもかなりラフなんですけどね(笑)

最終仕様の作成、そして完成

最終仕様はサミットのチームカラーである赤と緑のカッティングシートを使います。
サイドと頭頂部の長いラインのカッティングシートはフィッティングを良くするため薄手で柔らかい素材のシートを使用しました。
これまで3回も貼る練習をしているのでココはスムースに素早く終了
仕上げはサミットのロゴマークを両サイドと頭頂部に貼り付けて完成!
自画自賛ですが、ジャージとのマッチングもなかなか良い感じに仕上がったと思います

SUMITマークを両サイドと頭頂部に貼りました

リヤ面のチーム名とモットーである
”No attach!No chance!”はP-touchで作りました

背面もジャージとマッチするようにデザインしました

まとめ

ヒルクライム用の穴だらけのヘルメットと違って面が多いエアロヘルメットはステッカーフェチにはとってはつい手が出てしまうアイテムです。
エアロR-1は相変わらず大人気で、今年は凝ったカラーバージョンも追加されたので人気が衰えることはなさそうです
しかし、ステッカーを貼るにはカラーバージョンは合わせるのが難しいので、ソリッドカラーモデルの方がおススメです
こちらは比較的入手しやすいようなので狙い目だと思いますよ。

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今回紹介した商品

Roland STIKA-SV-8

amazon
カッティングシートを自由自在に切り出せるカッティングプロッターです
STIKAシリーズの中で一番小型ですが、幅160mmまでのデザインまで切り出せるので、ほぼ不自由なく使えます
クルマ用の大きなステッカーを作る場合はこれだと無理なので、その場合はSV-12(幅250mm)かSV-15(幅340mm)の方がいいと思います

カッティングマシン ステカ SV-8 中長期カッティング用シート 10m 転写シート10m デザインカッター スキージー つきスターターセット (白 ホワイト)

ローランドディージー デザインカッター ステカ SV-15 (スターターセット)

brother p-touch

amazon
事務用品に貼るラベルをつくる機械ですが、遊びにも転用できます
細かい文字はカッティングプロッターだと切り出せないのでこっちの方がキレイに出来るしラクです

ブラザー ラベルライター ピータッチ PT-J100W (ホワイト/3.5mm~12mm幅/TZeテープ)

P-touchのテープ 透明(艶消し)文字色を使いました
キャラクターテープ(上のスヌーピー)もありますのでお好みでどうぞ

投稿者プロフィール

44kz(ししかず)
44kz(ししかず)
自転車に乗ることで日々の活力を回生させている壮年ライダーです。
エントリーアルミのTCRにパーツを交換しながら乗っています。
このブログでは実際に使ったアイテム&走ったコースの紹介をメインに綴っていきます。
Team SUMIT&神奈川ランチライド会会員

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