そうだ!ジャージを作ろう
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ジャージを作るならそろそろ始動しましょう!
まだまだ外を走るには寒い季節ですが、南半球や中東では既にサイクルロードレースのシーズンが開幕しています。
Jcomや自転車サイト、等でそんなレースシーンを見る機会があるのですが、当然ながら画面の向こうは真夏だったり砂漠のど真ん中の道だったりします。(窓の外は雪ですが…)
そんな景色を見ていると、やっぱり自転車は真夏に脱水の心配をしながら坂道を黙々と登るのが一番楽しいんだよな~
なんて思っちゃったりしています。
そんな季節に向けて今年はチームジャージを作ってみんなで走りたい!と思っている方も少なくないかと思います。そんな方の参考になればと思い、今回は昨年チームサミットのジャージを作ったときの手順、チェックポイント、などを紹介したいと思います。
意外と時間がかかるので本気で作ろうとしている方はそろそろ動き始めた方がいいですよ。
SUMITのチームジャージを作ったときの手順
詳しくは各メーカーのHPで確認して頂きたいのですが、私が調べたところ、だいたいどこも下記と同じような手順のようです。
1. メーカー毎の商品の特徴を理解する
2. イメージor ラフ案を作る
3. 候補メーカーにイメージを伝え、要望通り作れるか確認する
4. 契約
5. サイズ確認
6. デザイン決定、納金
7.ひたすら待つ
8.納品
では、それぞれのステップをもう少し詳しくお話ししましょう。
1.メーカー毎の商品の特徴を理解する(候補メーカーの選出)
当然ですがメーカーによって生地、カラー、納期、価格などが違います。 それぞれにメーカーの特徴がありますので、自分が何を優先するか?によってはこの段階で落ちるメーカーもきっと出てきます。
たとえば納期。
チームサミットの場合、9/23の富士チャレンジにジャージを揃えるべく6月末に各メーカーさんにメールを出しました。
各メーカーさんの納期は入金確認後30~70日くらいかかります。
納期が50日のメーカーさんは6月末は注文が殺到する時期でもあり、また夏休みを挟む期間でもあったので、もしその時点でデザインが完成(=データ化完了)していればギリギリ間に合うよ、という時期でした。
私が送ったデザインはパワポで作ったスケッチですから、その後、複数回の修正が必要である可能性大な訳で、詳細日程は契約しないと見積もれません。
その辺を懸念して各メーカーさんはなかなか『間に合うよ、大丈夫!』とは言ってくれませんでした。
しかし、そんな状況でもバレットさんだけは余裕でOKと言ってくれました。
という事で、せっかく作ってもレースに間に合わない!という悲劇を演じないためにも早めの始動をお勧めします。
下記は私が調べた各メーカーの比較表です。なんとなくメーカーの特徴がつかめると思います
2. メーカーHPからフォームをダウンロードして描きます
上の表ではラフ図をメーカーのデザイナーさんにデータ化してもらう費用(デザイン料)が必要となっている商品もイラストレーター等でダイレクトにデザインを送れれば、そのコストもかからない場合もあります。
このあたりは各メーカーのHPを確認ください
チームサミットにはイラストレーターを持っているメンバーがいなかったので私がパワーポイントで作りました(手書きの塗り絵でも相談は可能です)
各メーカーのフォーマットにはパネルの接合部が分かるように境界線が書いてあるので、できればメーカー毎のフォーマットを試用したほうが手戻りは少ないと思います
3. 候補メーカーにイメージを伝え、要望通り作れるか確認する(メーカーの決定)
メーカーや商品によってカットが異なるため、パネルの接合の都合でデザインによっては要望通り再現できない可能性もあるので必ず確認が必要。
(メーカーHPからダウンロードしたフォーマットを使用していれば大きな問題にはならないと思います)
大体1~2日で返信(そのままOKとか、場合によっては修正が必要、などのコメント)が来ます。
そして必ず概算の価格と納期も確認します。(枚数や休みの都合を含めても間に合うかどうかの確認)
この段階までは複数のメーカーに問い合わせて比較するのがいいと思います。
キャンセルするならこの時期です。
我々の場合は上にも書きましたが、納期の都合上バレットさんにお願いしました。
4. 契約
価格と納期に納得したら契約する旨を電話で伝えました。
これ以降、キャンセルしたら違約金が発生しますが、逆にここからはメーカーの担当者さん&デザイナーさんが主導してくれるので一気に進みます!
具体的なデザインの作りこみ(色、ロゴの配置、ラインの太さ、ポケットの大きさ、など)や修正要望に対してデザイナーさんがバリバリ仕事をしてくれます。
基本的にやり取りはメールで行いましたが、返信は1~2日後はきました
5. サイズ確認
次にサイズやパッドを選びます。
確認のため、メーカーからサンプルを送ってもらって実際に触れたり試着することも可能です。
しかし、このサンプルが届くのに時間がかかる場合があるので、日程に余裕を持たせる必要があります
6. デザイン決定。納金
バレットの場合、サイズの他、パッド、オプション(名前入)など選択肢があるのでそれらを決めて、確定したらデザイン決定となります。
デザインが決定したら、総額を計算してもらって、お金を振り込みます。
この時点で8月初でした。ラフ図からここまで1ヶ月ちょっとかかりましたね。
メーカーHPに記載してある作成期間はここからデリバリーまでの日程なので、早くお金を振り込めるように準備しておいてください。
ここでのタイムロスはもったいないです!
7.ひたすら待つ
待つしかないです。
ジャージを着てどんな写真を撮るか想像して、待つ、待つ・・・そして待つ
8.納品
納品されたらまずは検品。
ほつれ、ミスプリ、サイズ違いの有無をチェックします。(まず無いですけど、念のためね)
そして試着
幹事特権で最初に試着してフェースブックに投稿し、その後、皆さんに配布しました。
そして、こんな感じで予定通りに富士チャレンジに間に合いました!
ここまでの流れをおさらいすると
6/30 メーカーさんに連絡
値段、日程の折り合いがついたところで”契約”する旨を伝えます。
この後、デザイナーさんと相談しながらデザインを完成させます。
8/4 デザイン完了、入金も完了
ここから作成開始!
9/4 到着
夏休みを挟んでいるにも関わらず、ぴったり30日で完成!(スゴイ!!)
さずが業界最速のバレットさん、大感謝でした。
ちなみにバレットさんのFacebookでも紹介されています
9/23 富士チャレンジにてお披露目
このジャージのおかげでクラス3位に入賞できました(下記記事はこちら)
ジャージメーカーのリンク
VALLETE
今回、納期的に対応できたのがバレットさんだけだったのは間違いないのですが、納期以外にも多くの優れたところがあります。例えばそもそものサイズ展開がひろい上に、サイズ調整まで対応してくれて比較的安いんです。
でも極めつけはやっぱり業界最速の納期ですね。
しかもどこのメーカーも対応していない”短納期プラン(10日!)”まで用意しています
まさに”困ったときは VALLETE” と覚えておいて損はないですよ。
アテネオリンピックのメダル獲得を狙って開発されたという空気抵抗軽減素材”スピードセンサー”という生地に惹かれますね
富士ヒル会場でも大きくブースを出しており、とにかく目につくメーカーです。多くのプロチームもサポートしています。
SUNVOLT
エアロ効果をうたったジャージで最近話題になっているメーカーです。プロチームもサポートするジャージなのに安いです。実は長袖のエアロジャージをここで作ろうか、思案中…