やまやまサイクリング
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ツール開幕記念 獲得標高3000mサイクリング
私はエーススプリンターたちが時速70km/hでゴールに飛び込んで0.001秒を争う平坦ステージよりも、拷問のような激坂でエースクライマーたちがジリジリとライバルたちに差をつける山岳ステージが大好きです。
そんな山岳ステージをリスペクトして、今回は獲得標高3000mオーバー(✳︎)を目指した山間路をサイクリングをしてきました
(✳︎)ツールの山岳ステージの獲得標高をマネしたつもりです。
コース概要
自宅→牧馬峠→上野原→甲武トンネル→風張林道→甲武トンネル→和田峠→帰宅
総距離 160km、完走すると獲得標高3400mになるコースです。
今回のコースのポイントは初めていく風張林道と和田峠です。
特に風張林道はNHK BSの番組”チャリダー”でその存在を知り、頂上からの絶景とそこに至る激坂が好奇心(怖いものみたさ)を刺激し続けていたので、早く行きたくてウズウズしていました。
距離的には十分日帰りできるコースですが、2つの激坂に時間が掛かると予想したので朝5:30に家を出発し、12時間で戻ってくる計画としました。
では今回のサイクリングの様子を私が勝手に選んだチェックポイント毎に紹介していきます。
第1チェックポイント 牧馬峠
途中コンビニで朝飯を摂りつつ7:30に頂上に到着。
夏の牧馬峠は日差しが強いため勾配以上に消耗するのですが、この日は少し曇っていたため、比較的楽に通過できたのはラッキーでした。(峠の詳細はこちら)
ここから◎模様の凸凹坂を下り、途中左折して上野原を目指します。
◎坂が終わった後は快適に飛ばせるコーナーが出てきますが、オーバースピードによる車線はみ出しに注意しましょう。
;^_^A
第2チェックポイント 相模湖 境川橋
牧馬峠を超えて、最初の交差点を藤野やまなみ温泉方面へ左折して暫く行くと相模湖の端っこの方へでます。
この橋は比較的湖面に近いのでいつと違った相模湖を感じることができます。
この橋を渡って少し登ると国道20号にでます
第3チェックポイント 棡原の分岐(郵便局)
上野原から先は、コンビニどころか自販機も少なくなるので、不安にならない程度の補給は上野原でして、棡原を目指します。
で、写真の交差点はこの辺の有名な峠の受付口みたいなもんでたくさんのサイクリストが集結し、様々な方向へ散っていきます。
左に行くと鶴峠、奥多摩湖方面
真っ直ぐ行くと甲武トンネル経由風張峠方面
右に行くと藤野経由で和田峠に出れます
今回、ここは直進して、まずは甲武トンネルを目指します
第4チェックポイント 甲武トンネル
写真撮り忘れたので簡単にコメントだけ。
甲武トンネルというとなんか坂道のような気がしないかも知れませんが、トンネルは山の頂上にあるため
棡原の交差点から約5km 、平均勾配7.1%と半原超え(リッチランド側、詳細はこちら)並みの坂を上ります
交差点を過ぎて暫く進むと視界が開け長閑な山間の風景が出てきます。
この辺が宮ヶ瀬湖辺りの坂とは違いますね。山に来た〜!って感じが好きです。
第5チェックポイント 上川乗交差点
甲武トンネルを超えて暫く下るとやがて現れる檜原街道との交差点です。
ここを左折すると都民の森、風張峠方面に行けますが、風張林道に行くにはここを右折します
(写真では斜め上方向)
第6チェックポイント 橘橋交差点(檜原村役場)
ここを右折すると八王子方面に出ますが、風張林道に行くにはここを左折します。
すると、暫くは緩い勾配で気持ちのいい道が続きますが、段々と勾配がきつくなり、いよいよ山奥に向かう雰囲気のある道が出てきます。
風張林道入口は急激な折り返しが目印なのですが、途中似たような顔を持つ折り返しがあるので、自信がなかったら安易に曲がらず地図を確認した方が無難です。
第7チェックポイント 風張林道入口
この急激な折り返しが目印です。(もはや風張林道のアイコンともいえる目印です)
写真では分かりにくいのですが右側が駐車場になっていて広くなっているのもポイントです。
いよいよここから約3.6km、平均勾配約13%の激坂が始まります。
第8チェックポイント 檜原きのこセンター
激坂にボコボコにされ、ナントか息をしながら漕いでいると急に比較的平坦な区間が現れます。
それがこの檜原きのこセンター前です
『いや~、よく頑張ったよ、俺』
な~んて思えるのはホンの数秒で、きのこセンターを過ぎると直ぐに第2部が始まります。
あと半分です!
第9チェックポイント 巻貝
風張林道のもう一つのアイコンともいえるのが、この特徴的な折り返しの巻貝
ここを過ぎたら絶景ポイントまではあと1kmくらいです。(この1kmが結構長いんだな…)
第10チェックポイント 絶景
巻貝から長~~~い1kmを走ると森を抜け、いきなり視界が開けます。
絶景です。この景色を見るために登って来たんです。
ガードレールがないため、景色に吸い込まれそうになりますが、既に脚は前後の筋肉が攣っているので道のキワに立てません
ここで上野原で買い込んだ補給食で休憩&ランチタイムを取りました。
第11チェックポイント 和田峠
この後は檜原街道を下って、甲武トンネルから棡原の分岐(郵便局)まで来た方向と逆に戻ります。
炎天下と疲労でこの時間帯は全く撮影していません。
なので、イキナリ和田峠の頂上です。
藤野側の和田峠は八王子側より勾配が緩いと言われていますが、それでも10%は超えており、かなりキツかったです。
食事に例えるとアウトバックでステーキ300g食べた後に、わざわざ店を変えてデザートに和光のトンカツ定食を頂いたような感じです。
(デザートの注文間違えてますね)
登山者が下って来る時だけは辛うじてシャキッとしましたが、人が見ていない時は、力ないアエギ声が出ちゃいました…
和田峠
よく見る休憩所の風景。コレで本日の獲得標高は達成
後は、無事家に帰ることができればミッションコンプリートです
まとめ
和田峠を下ったら、後はほとんど残っていない体力を絞り出し、注意力を散らさないようにして無事家に着きました
帰宅時刻 17:46とほぼ予定通り12時間の長旅でした。
『またやる?』と聞かれると正直一瞬迷いますが、夏のこの時期ならでは達成感はありました
少し休んだら『また行こうか!』という気になる気がしますね。
今回は37分かかった風張林道でTTしてみるか!(な~んてね)
まぁ、そんな悔しさもあり、リベンジ魂をくすぐるある意味クセになるコースでした
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コースマップ
今回のコース図です
(起点は我が家ではなく宮ケ瀬湖で、終点は高尾山の町田街道にでたところにしています)
また風張林道はグーグルマップの衛星写真ではしっかり道が写っていますが、ルートラボ上では道として存在していないので、目視で点を打って作くりました。
なのでラフなイメージとして考えてください