アクションカメラのベストアングルってどこ?おすすめのカメラポジションはココです!
Contents
走行動画を撮影する場合の注意点
1.カメラ本体について
走行動画の撮影に必要なバイク用カメラと言えばGoProを思い浮かべると思いますが、YOUTUBEに投稿するレベルの画質(HD1080 60MFS)ならGoProでなくてもほとんどの機種がクリアしています。(=今のところ4K撮影機能は過剰なスペックだと思います)
また高価なカメラになると手振れ補正機能の付いた機種もありますが、路面によってはカメラで吸収できないレベルの振動もたくさんあるので、この機能には過大な期待はせず、『あるに越したことはない』程度に考えた方がいいと思います。
そう考えるとバイク用カメラに求める性能ってそうたくさんある訳ではないので、安価な中華カメラ(5000円程度)からGoProクラス(6万円程度)と幅広い商品群の中から予算に応じて選んでも問題ないと思います。
おすすめのバイク用カメラとして私の使用しているCrosstour CT9500については別記事を書きましたので、詳しくはそちらの記事もご覧ください。
ポジション別アイテム① ヘルメット直上
専用ブラケット(またはベルト)を使ってヘルメットに固定します。
自転車だけでなく、バイク、スキー&スノーボード、他いろいろなスポーツで撮影場所として選ばれる正にアクション動画の王道とも言えるポジション。
いい点
- 最大級の視界スッキリ感!!
カメラ位置も高く、ガードレールさえも遥か下に見下ろせるのでライダーが見た景色を漏れなく撮影できます。 - カメラアングル(向き)を変えられます。
首を振ることで横目に見た景色さえも撮影できます
悪い点
- その重さから来る違和感
カメラを防水ケースに入れた状態でブラケットも合わせると約160g程度を頭上に載せることになります。
ロードバイク用ヘルメットの多くは200~300g程度なので簡単に言うと軽量ヘルメットをもう一個被るイメージ - ライダーの姿勢によってカメラアングルが変わってしまう
メリットでもありますが、デメリットでもあります
このポジションにするために必要なアイテムの紹介-1
【REC-MOUNT】ベンテッドヘルメットストラップマウント[REC-B50-GP]
今回カメラ付属のアダプターで撮影したので、同じ位置で撮影可能な汎用品を紹介します。
ヘルメットストラップはGoPro純正品もありますが、コスト的に魅力的なこちらをお勧めしておきます。
ヘルメットの頭頂部から前端の間に通気孔が並列に2個以上あれば、その孔にストラップを通してマウントを固定することができます。
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REC MOUNTベンテッドヘルメットストラップマウントの詳しい情報はこちらです➡ https://www.rec-mounts.com/products/basemount/rec-b50/
ポジション別アイテム② 胸のあたり
専用のハーネスを使ってカメラを固定します。
登山やSUP、モーターサイクルなど両手を使うスポーツでおなじみのポジション。
いい点
- 視界スッキリ!
カメラ位置がガードレールより十分高いので視界を邪魔するものはほとんどなく、ライダー目線に近い画角で撮影ができる。 - 走行から散策までシームレス撮影が可能
カメラが体に装着されているため停車時にバイクからカメラを外す手間がかからない
悪い点
- ライダーの姿勢によってカメラアングルが変わってしまう
特に乗車姿勢で前方が映るようにカメラアングルを決めてしまうと、ライダーが上体を起こした際にカメラは空を映すことになるし、下ハンを握るような低い姿勢をとるとステムやフレームを映すことになります(笑)
(ここは是非下記の動画をご覧ください)
逆に言うと常時アップライトな姿勢を強いられるポジションです - 両腕が画面に映り込む場合もある
画角の設定で逃げられるカメラもあるかも知れませんが、CT9500はカメラ角度”中”で両腕が映るシーンが多かったです
このポジションにするために必要なアイテムの紹介-2
【ActyGo】 GoPro ゴープロ アクセサリー チェストハーネス
GoPro純正ではありませんがコスパ最強のチェストハーネス。
カメラがGoProじゃない場合はそもそも純正品なんて関係ないですね(笑)
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Acty Goチェストハーネスの詳しい情報はこちらです➡ http://actygo.com/works/goproher/
ポジション別アイテム③ コラム直上
コラム直上のトップキャップの上に専用ブラケットを介してカメラを固定します。
『そんな所にカメラ置いて邪魔じゃないの?』
と思うかも知れませんが、ステムを持って自転車を移動させる場合を除けば特に気になることはありません。
いい点
- バイク固定なので抜群の映像の安定度
先の2つと大きく異なるのがココです。カメラアングルにライダーの姿勢は影響しないのでライダー負担はかなり軽減されます。 - ガードレールよりは高いポジション
ガードレールをほんの少しだけ超えているのでガードレールで隠れない景色も少しは撮影可能
悪い点
- ロードノイズのような雑音が入る
フレーム(正確にはハンドル)とREC MOUNTで結合しているせいか、ロードノイズがフレームを介して伝播しているようで、風切り音以外の高周波の雑音(コーという音)が入ります。伝達系のどこかにラバーマウントを挟むなどの遮音対策をするか、編集時に音声レベルを調整する必要があります - 画面隅にブラケットを握る両手が映る
これも画角調整で回避できるかも知れませんんが、私はむしろ見ている人に”乗っている感(≒臨場感)”を再現する演出になると思っているので+に考えています
このポジションにするために必要なアイテムの紹介-3
【REC MOUNT】トップキャップマウント タイプ1 [REC-B09-GP]
ステムのトップキャップ上に設置できるGoProマウント。
アルミ製の為、多少重いモノを載せても全くビクともせず、安心で快適な撮影が可能
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REC MOUNTトップキャップマウントの詳しい情報はこちらです➡ https://www.rec-mounts.com/products/gopro/rec-b09-gp
このポジションにするために必要なアイテムの紹介-4
【HSU】アルミ親指スクリューセット
REC MOUNTのトップキャップマウントはアルミ製のため剛性が高すぎ、手締めネジだとカメラとの勘合部が締めきれずガタが出てしまいます。
このアルミスクリューは脱着式のレンチが付属しているので金属マウントでもグイグイ締め付けることができます。
REC MOUNTのトップキャップマウントを使う場合は必需品だと思います。
ポジション別アイテム④ ハンドル前
この位置はREC MOUNTなどのサイコンホルダーの下面アダプターに専用ブラケットを介してカメラを固定します。
ハンドル&ステム周りにカメラがいないためライド中の手の置き場を変える方には最もストレスのないポジションと言えます。
いい点
- 視界スッキリ!
ほぼ最先端と言っていい場所なのでブレーキブラケットすら画角に入らない - バイク固定なので抜群の映像の安定度
ここもコラム直上と同じでカメラアングルにライダーの姿勢は影響しないのでライダー負担はかなり軽減されます。
悪い点
- ガードレールより低いポジション
ガードレールがあるとカメラサイドを完全に覆われてしまうので景色的には非常に残念な映像になってしまう。 - ロードノイズのような雑音が入る。
ここもコラム直上と同様にフレーム(正確にはハンドル)からロードノイズのような高周波の雑音(コーという音)が伝播していると思われる。
対策としてはやはり伝達系のどこかにラバーマウントを挟むなどの遮音対策をするか、編集時に音声レベルを調整する必要があります
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REC MOUNT Type19の詳しい情報はこちらです➡http://rec-mounts.net/catalog/Type19/
このポジションにするために必要なアイテムの紹介-5
【REC MOUNT】ダブルベースアダプターType3 [400-Double-GP3]
今回の撮影ではライトを外してそこにカメラを設置しましたが、長く走るサイクリングの場合はヘッドライトは外せません。
普段ヘッドライトをハンドルに付けている方は問題ありませんが、サイコン下にライトを設置している場合はこのダブルベースアダプターが必要になります。
上部にはサイコン、下部にカメラ又はライトを最大2台同時に取付る為のベースとなります
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REC MOUNTダブルベースアダプターの詳しい情報はこちらです➡https://www.rec-mounts.com/products/adapter/double-base/
総評
上記のポジションを以下の観点で私なりに順位をつけてみました。
4つの中で最高=1、以下2~4まで順位を付けました。
つまり合計点が最も少ないのが1位となります
-
- 視界 … ライダーが見た景色の再現性、画面に邪魔なモノが入らない
-
- 安定度 … カメラアングルが一定であること
-
- 疲労度 … ライダーへの疲労
結果発表
僅差でコラム直上がベストと言う結果になりました。
私の常用しているポジションだから忖度したんだろ!とおっしゃる方もいらっしゃるかも知れませんが、もちろん客観的に評価したつもりです。
視界のスッキリさはヘルメットや胸付けがリードしますが、カメラアングルの安定度やライダーへの疲労度を考慮するとカラダ付けよりバイクマウントが一歩リードします。
バイクマウントの中ではカメラ位置が高いコラム直上の方が(若干)ライダー目線に近いので、下記のような結果になりました。
この辺りは下記の動画で確認してください。私がエコひいきしている訳ではない事が分かって頂けると思いますよ(笑)
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