ヒルクライマー(小説の紹介です)
おじさんヒルクライマーのアイドル大作様の物語
自転車関連の小説を紹介します。
ストーリーは自惚れたワカモノがベテランサイクリストに叩きのめされて目が覚め、苦労して目標を達成する典型的なスポ根モノで、主人公のフリーター松尾礼二が無理に突っ張っているように感じられるところが残念なところですが、自転車を漕いでいる時の苦しさと爽快感、レース中の心理描写などがもの凄く共感できるところが◎でした。
自転車乗ってない人がこれを読んでヒルクライムに興味を持てるようになるとは思いませんが、ヒルクライムをやったことがある人はきっと『そうなんだよな〜』と思うところがあると思います。
舞台にヤビツ、宮ヶ瀬、大垂水、牧馬、半原、奥多摩湖と神奈川西部のアイドル的なコースばかり出てくるので、行った事がある人は読むと親近感を感じると思います。
自分の場合、歳が近い45歳のフルタイムワーカーで孤高のヒルクライマー神音大作に共感しつつ、正反対の若者 松尾礼二の可能性にワクワクしてしまいました。
映画化して欲しいなぁ…
勝手にキャストを考えると
大作の娘のあかりは…武井咲か本田翼
チームメイトのキャバ嬢の美奈は…石原さとみか佐々木希
大作は阿部寛か鶴見慎吾
そして礼二は福士蒼汰
こんなんだったらDVDも即買いしますね
〈内容をちょっとだけ紹介〉
自転車にのめり込み過ぎて家族に相手にされなくなった日本屈指のヒルクライマー大作と、体育推薦で入った大学の陸上部が肌に合わず、退学して人生を迷っている時にヒルクライムに新たな目標を見つけた礼二が、ロードレーサーとして将来を嘱望されながらも若くしてガンで亡くなった従兄の太一の形見のLOOKに出会うところからストーリーは始まります。
世代も背景も違うサイクリストが集うサイクルショップCPSオーバで、大作と礼二は同じチームメイトになり、自分の不甲斐なさを知る。
超えなければならない壁として”ヒルクライムの神”大作に挑むようになる礼二
自分では夢見ることも出来ない大作への挑戦をやろうとする礼二に自分の思いも重ねて応援する仲間たち
ヒルクライムという共通点を通してそれぞれが自分の悩みと向き合い、自分のやりたい事と折合いをつけて行く…
いや~、いい話だったなぁ
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