最大ルーメンに惑わされるな!ロングライドに持っていきたいライト。実用域で選んだ5本【2026年版】
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実用域で選ぶ理由
ロングライドで夜間使う明るさは、結論から言うと400〜450ルーメン前後が中心になります。
この明るさがあれば、路面状況を把握しやすく、対向車からの視認性も確保できます。
『200ルーメンでも充分なんじゃない?』と思われている方もいるかも知れません。
街灯が多い街中や、仲間と集団で走る状況ならそれでも問題ありません。
しかし、信号待ちで仲間と千切れたり、単独で暗い道を走る場面は必ずあります。
サイクリストは基本的に“ひとり”になる瞬間があるものです。
そのため、ライトとして実用的かどうかを判断する条件としては、以下だと思っています。
街灯のない道で単独で安心して走れる明るさと、連続点灯時間を確保していること
これを具体的に表現すると
『400~450ルーメン』×『走行時間』(←用途による)
という事になります。
もちろん450ルーメン以上あっても構いませんが、最大出力付近は点灯時間が短くなり、対向車への眩しさも増します。
ブルベやナイトトレイルのような特殊な状況を除けば、500ルーメン以上が必要になる場面は多くありません。
要するにライトの価格は『明るさの絶対値』と、それを維持する『バッテリーの容量』で決まっているんです
だからこそ、実用域での明るさと点灯時間を比較することで、自分に合ったライトが見えてきます。
ちなみに道路交通法上も夜間走行時はライトを点灯することが義務付けられており、点滅で走るのは違法になりますので、夜間に点滅モードを利用したい方は常時点灯用のサプライトを併用することをお勧めします
ロングライドで使うライトの考え方
実用域の基準が分かったところで、
ここからは ロングライドという“長時間走行”に特化した考え方を整理します。
ロングライドでは、ライトの性能がそのまま安心感につながります。
最近は最大ルーメンの大きさをアピールするモデルが増えていますが、実際に夜間走行で使うのは400〜450ルーメン前後です。
重要なのは、
「必要な明るさを、どれだけ長く維持できるか」
明るさを上げれば点灯時間は短くなり、
抑えれば長く使えます。
このバランスをどう取るかが、ロングライドでのライト選びのポイントです。
今回は、実用域での点灯時間を中心に見ながら、
ロングライドで扱いやすいと感じたライトを紹介します。
それぞれのライトが「どんな走り方に向いているか」も合わせて書いていますので、
参考になれば幸いです。
ロングライド向けライトの紹介
おすすめライト① LEZYNE MACRO DRIVE 1400+
ロー 200ルーメン 25時間
ミッド 450ルーメン 12:30時間
ハイ 1400ルーメン 3時間
おすすめする理由
LezyneのMACRO DRIVE 1400+は、実用域での点灯時間が長く、ロングライドで扱いやすいライトです。
450ルーメンで12時間30分持続するため、夜間走行が長くなる場面でも安心して使えます。
価格は18,000円前後と、最近のライトとしては標準的な範囲ですが、実用域での性能を考えると扱いやすいモデルです。
重量も軽く、普段使いからロングライドまで幅広く対応できます。
どんな走り方に向いているか
• 200〜300kmのロングライドが中心の方
• 夜間の平坦区間を長く走る方
• 装備を軽くしたい方
• 予備バッテリーを持ちたくない方
「必要な明るさを長く維持できる」という点で、ロングライドの基準になるライトだと感じます。
おすすめライト② GACIRON Rapter-3000
ロー 400ルーメン 16時間
ミッド 800ルーメン 8時間
ハイ 1800ルーメン 4時間
おすすめする理由
中国深センで2012年に設立された、自転車用ライト専門メーカーGaciron(ガシロン)のトップモデル。
10,000mAhの大容量バッテリーを搭載、モバイルバッテリーとしても使用可能なRaptorフラッグシップモデル
400ルーメンで16時間という長時間点灯が可能で、夜通し走るような場面でも、バッテリー残量を気にせず使える点が魅力です。
USB-C充電やリモコン操作など、使い勝手の面でも工夫されています。
価格は高めですが、長時間点灯を重視する方には扱いやすい選択肢になります。
どんな走り方に向いているか
• 夜明けまで走るロングライド
• ブルベ400〜600km
• 途中で充電の時間を取りたくない方
長時間走行が前提の方には、安心感のあるライトです。
おすすめライト③ GACIRON Rapter-1800
ロー 400ルーメン 8時間
ミッド 800ルーメン 4時間
ハイ 1800ルーメン 2時間
おすすめする理由
Gaciron(ガシロン)のセカンドモデル。
セカンドモデルでも6,700mAhの大容量バッテリーを搭載。
トップモデルの3000よりは軽量で価格も抑えられている。
付属のワイヤレスリモコンで明るさとモードを調整できます。
どんな走り方に向いているか
• 夜明けまで走るロングライド
トップモデル同様、長時間走行には安心感のあるライトです。
おすすめライト④ CATEYE AMPP2200
ロー 400ルーメン 5時間
ミッド 800ルーメン 2.5時間
ハイ 1500ルーメン 1.5時間
おすすめする理由
AMPP2200は最大2200ルーメンの大光量モデルですが、照射の安定感が高く実用域での性能も安定しています。
光の広がり方が自然で、中心が強すぎたり、周辺が暗すぎたりしないので、
見やすく、疲れにくいという点で、ロングライド向きです
400ルーメンで5時間持続するため、夜間の峠道やスピードの出る区間でも安心して使えます。
重量はややありますが、照射の安定感や信頼性の高さはCATEYEらしい特徴です。
どんな走り方に向いているか
• 夜間の峠道を走る方
• 明るさの余裕を持っておきたい方
• 重量よりも照射の安定感を重視する方
• 走行スピードが高めの方
明るさと実用性のバランスを取りたい方に向いています。
おすすめライト⑤ CATEYE VOLT800
ロー 200ルーメン 8時間
ミッド 400ルーメン 3.5時間
ハイ 800ルーメン 2時間
おすすめする理由
VOLT800は400ルーメンで3.5時間と点灯時間は短めですが、交換式バッテリーを採用しているため、予備バッテリーを持つことで運用の幅が広がります。
後継機(NETWORK VOLT800 NEO)が発売され、型落ちになってしまいましたが、そのため価格がダウンしているので、交換式バッテリーの利便性を安価に体験したい方はこちらを選択してもいいかも。
どんな走り方に向いているか
• 走行時間が短めのナイトライド
• 交換式バッテリーの安心感を重視する方
• 予備バッテリーを複数持って運用したい方
• 国内メーカーのサポートを重視する方
点灯時間は短めですが、運用次第で幅広く使えるライトです。
ライトの明るさと連続点灯時間からモデルを選ぶ方法
今回紹介したライトの点灯時間と明るさを比較して見ました。
横軸が明るさ、縦軸が連続点灯時間を表しています。
私のライトに対する要求は年末恒例の徹夜サイクリング ”伊豆下田スイーツライド(注)” をカバーできることです。つまり
400ルーメンで8時間以上点灯が可能なこと
これをクリアするのは右表の赤線で区切った右上のエリアになります。
このエリアにプロットがあるモデルが条件をクリアしたモデルになります。
私の場合、今回、紹介したライトではレザイン1400か、ガシロンの2つ(3000と1800)の性能が必要なので、私ならこの3つの中から選びますね。
(注)南伊豆にある扇屋製菓さんのメロンパフェを朝ごはんに食べるため、相模原を23時に出発し、徹夜で走るサイクリングのこと
ライトを使った夜中のサイクリングは、こちら☟の動画を見て頂くとイメージが分かると思います。
まとめ
ロングライドでは、最大ルーメンよりも“実用域でどれだけ持つか”が重要です。
400〜450ルーメンで長時間使えるライトを選ぶことで、夜間走行の安心感が大きく変わります。
- 扱いやすさと実用域のバランスなら Lezyne MICRO DRIVE 1400+
- 長時間走行が多く、スマホなど他デバイスの充電も含めて“バッテリーの余裕”を確保したいなら Gaciron Rapter3000
- ライト単体の点灯時間を最優先し、とにかく長く走り続けたいなら Gaciron Rapter1800
- 予算があって照射性能(疲れにくさ)を重視するなら CATEYE AMPP2200
- 初期投資を抑えつつ、交換式バッテリーの利便性を重視するなら CATEYE VOLT800
となります。
走る距離やスタイルに合わせて、最適なライトを選んでみてください。
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