コスパ優等生!走行動画を撮影するのにおすすめのアクションカメラ Crosstour CT9500




GoProだけがアクションカメラじゃない!

サイクリング動画の撮影準備をする際、最初に悩むのは撮影の主役でもあるアクションカメラ選びではないでしょうか?
そういう私もまず最初にカメラの検討を始めて、当初はもちろん定番のGoProを考えていました。
しかし、実際に購入したのはコスト的に有利なCrosstour CT9500、いわゆる中華カメラでした。
CrosstourのHPはこちらhttps://www.crosstour.co/

既に購入してから約半年が過ぎ、これまでにCT9500を使って動画撮影&編集はもちろん、YouTubeチャンネル自転車で元気回生!chの開設までやっちゃいました。

この経験から中華カメラの中でも人気モデルであるCrosstour CT9500の良い所、足りない所などが分って来たので、今回はこれをまとめてみました。

これからCrosstour CT9500の購入を考えている方のお役に立てれば嬉しいです。

撮影に関する性能は問題なし!
但し、惜しいところがいくつかあります

4K録画が可能な機能を有しているのでYouTube投稿(1080p 30fps)はもちろん、大画面TVでも耐えられるクオリティの映像が撮れます。
しかし、外部マイク非対応だったり、リモコンスイッチがなかったり、と致命的ではないのですが、あればいいのになぁ…と痒いところに手が届いていない、ちょっと残念なところもあります。
この辺りも含め、まずは本体をじっくり見てみましょう。

CT9500の外観チェック

Crosstour のセカンドモデル
CT9500

Amazonの販売記事を見ると虫メガネが必要なくらい細かい文字で多くのセールスポイントが書かれていますが、私は全部を理解していません。そもそもGoProを購入するまで動画撮影の練習をするために買った訳ですから、この安価な中華カメラに多くを求めてはいませんでした。

CT9500のamazonの記事。きっとたくさんのいい事が書いてあるんだと思います

まぁ強いて言えばおぼろげに思っていた購入前の資格要件みたいなものは以下の3つです。

  • それなりにコンパクトで防水仕様である事
  • 手振れ補正機能がついている事
  • Wi-Fi接続が可能な事

振り返って見ると画質に対するこだわりは皆無に近い(手振れ補正くらい)ですね。
なので画質に対する購入後の満足度は比較的高めになる訳です(笑)
そういう意味ではちょっとひいき目の甘い評価になっている、と言えるかも知れませんが、
あまりカメラに期待していなかったという点では客観的なインプレになったと思っています。

背面は液晶だけ
シンプルなデザインです

レンズを前に向けて左側には充電ポートやSDカードスロットがあります

上面には電源ボタン(左)と撮影ON-OFFボタン(右)

底部にはバッテリーが入ります交換時は黒いベルトを引っ張ります

レンズを前に向けて右側側面にはいろいろな操作で使うUP-DOWNボタン

バッテリーと充電器

防水ケースの中にいれた姿

通常はこの状態で撮影すると思います

防水ケースの背面カバーは2種類あります。

今付いているのは保護カバー(穴あき)で潜る人は穴のない防水カバーに交換する必要があります

CT9500のいいところ、イマイチなところをまとめてみました。

お勧めできるいいところ

  • 画質    4K録画に対応しているので画質は超ハイクオリティ!YouTube画質(1080p 30fps)は楽勝で対応している。
  • 手振れ補正 機械的機能(しかも6軸!)を装備。手持ち撮影では十分効果はあると思います。しかしロードバイク付けだと振動入力が大きいので効果はあるけど吸収しきれないのは仕方なしかと
  • バッテリー 持ちは普通だか交換用バッテリーが安価なので、交換バッテリーを複数揃えることで長時間撮影が可能。走行中に交換ができない場合もあるので1時間に1個のペースで交換するのが安心です
  • 連続撮影時間  最大128GBのSDカードまで対応。128GBだと約4時間撮影ができるので私は交換バッテリーが4つ携帯しています。
  • 取付    GoProマウントを採用しているのでREC MOUNT、ActGo、他からたくさんのアクセサリーが出ている。このためGoProでできることはほぼ再現可能
  • コスパ   GoPro 6万円、こっちは安い時は7000円。GoProじゃないと対応できない過酷な環境(深い水中撮影など)や、先端技術(超スローモーション撮影やメチャ速いタイムラプス撮影など)を求めない人にとってCrosstourのコスパは圧勝だと思います

ちょっと残念なところ

  • 録音機能が弱い 手持ち撮影でカメラが撮影者の顔近くにある時はカメラの内部マイクで音声を拾えますが、走行中のコメントは風音にじゃまされてほぼ録音されない。また外部マイク非対応のため映像にシンクロした音声録音はほぼできない状態(*)
  • 夜間撮影では画質が荒くなる これは相当明るいレンズと高性能な制御ロジックが搭載されないと無理な話で安価な中華カメラに求めるのは酷かと。夜間撮影メインの型でなければそんなに頻度の高い撮影ではないので目をつぶってもいいか、と思っています
  • リモコンがない 撮影開始のON-OFF操作が走行中に確認し難い。作動音は風で聞こえ難いし、撮影開始ランプの点灯を確認するのにカメラ前面を覗き込む必要があります。なんとかなる問題ですが意外と対応がめんどう

(*)対策として私はボイスレコーダーも併用しています。ノイズ対策にはマイクウィンドウスクリーンを使うとものすごくクリアに録音が可能

インプレッション

昼間の撮影では必要十分な解像度でスッキリしたシャープな映像が撮れていると思います。
また夜間撮影もしてみましたが、暗いとさすがに画質が荒くなりますが、ここはそんなに頻度のあるシーンではないので、値段を考えると目をつぶってもいいか、と思っています。
総じて価格的な事も考慮すれば、満足できるカメラである!と言えると思います

しかし、1点改善してほしい点があります。それは録音機能

外部マイク非対応なのでカメラの内臓マイクしか使えません。
よってただでさえ小さな音の収録には不利なのに周辺にノイズがあると普通のボリューム会話は拾いにくくなるようです。
自転車から降りて、独り言を言いながら撮影する場合はマイクを顔に近づければまだ何とかなりますが、走行中のコメントを適切な音量レベルでカメラに入れるのは今のところはほぼ無理ですね
(大声でしゃべるしかない!)
GoProでもこんなシーンでは外部マイクに頼るのに、CT9500はここを切り捨てているのは実に惜しい!と言えます。
この点については重要視している方は改善されるまでこのモデルの購入はやめた方がいいと思います。
(下記にも書きますが外部マイク対応しているCT8500かCT9900がおすすめです)

私は以下のような対処をして何とかリカバリーしています。

  • 音声はボイスレコーダーで別撮りして編集で音を合わせる
  • 走行中はコメントしない。しゃべるのは自転車を停めてからにする

別な言い方をすれば、なんとかやりようはあるけどめんどくさい!という事です。
なので次買うときは外部マイク対応のモノにします(笑)

<参考>音合わせのやり方
私は動画編集をする際、Shotcutという無料の編集ソフトを使っています。
Shotcutでは映像と音声のデータを入れると波形が表示されるので、同時収録していないデータを同期させるにはこの波形を見ながら
ビデオデータの小さな音声とボイスレコーダーの波形が合うようしています。

Shotcutの操作画面

実際の映像

CT9500でバイク付けで撮影した映像です。
夜間撮影のシーンから朝日のハイコントラストなシーンまでありますので参考になると思います。

結論

使い勝手を含めるとトータルでは100点ではありませんが、動画撮影の機能・性能に関しては全く不満はありません。
コストを考慮すると十分我慢できるレベルだし、お買い得感もあると思います。
但し、現在は外部マイクとリモコン付きの上位機種(CT9900)もあるので、上記の不満点はコストで解決できる可能性はあるので購入する際はそちらも参考にした方がいいと思います。

またYouTube用途などあまり画質に拘らない用途ならより安価なCT7000を複数台(顔の表情用に1台と後方から来る刺客を撮影する用に1台、など)揃えても面白い映像が撮れると思います。
これだけ揃えてもGoProを1台買うよりお安く上がりますよ(笑)

実はそういう私自身が2台目の購入を考えているんです。
1台Crosstourを買っちゃうと2台目以降も同じメーカーのカメラの方がいろいろ融通が利く(バッテリーの共有、操作系が似ているから違和感なく使える、等)ので、次もCrosstour製品を考えています。

なので以下ではCT9500と合わせて候補機種も紹介します。

今回使用した機材の紹介(次回候補機種も含む)

今回購入したカメラの紹介

Crosstour CT9500

4K対応、6軸手振れ、もちろん防水ケースもついて1万円以内、というコスパに魅かれて購入しました。
ただ惜しいの外部マイク非対応な仕様であること。
上の記事でも書きましたが、手間はかかりますがやりようはあるので
ここをどう考えるかで評価は大きく変わる機種です。


上記をクリックするとamazonの購入サイトが開きます

Crosstour CT9500の詳しい情報はこちらです➡https://www.crosstour.co/ct9500new

マイクウィンドスクリーン

走行中のコメントはボイスレコーダーのピンマイクをジャージの襟元に付けて録音しているのですが、ピンマイクの向きによっては風切り音が大きくなってかなりノイジーになります。
そこを改善するアイテムがコレです。
安いのですが効果は抜群です。
見た目もトトロのまっくろくろすけみないで実は気に入っています(笑)

ボイスレコーダー

私が使用しているのは20年くらい前のモデルなのでもう売っていませんが、機能としてはまだまだ十分なので愛用し続けています。
もしボイスレコーダーも購入しようとしているならば、そんなに高性能なモデルは必要ないので安価なモデルで十分だと思います。
但し、編集で映像に合わせる時はWMA形式ではうまくいかないのでMP3形式に変換が必要です。
そういう意味では最初からMP3形式で録音できる機能が必要ですね
(今は標準装備だと思いますが20年前のモデルにはついていなかった…)

OLYMPUS ICレコーダー VoiceTrek VN-541PC


上記をクリックするとamazonの購入サイトが開きます
OLYMPUS VN-541PCについて詳しい情報はこちらです➡https://www.olympus-imaging.jp/product/audio/vn541pc/

ボイスレコーダとマイクセット

まっくろくろすけ付きマイク

マイクの径に合わせた穴がある仕様を選びます

この穴にマイクを差し込めばセット完了

購入候補カメラの紹介

Crosstour CT9900

今のところCrosstourの全部盛り仕様です。
簡単に言うとCT9500のカメラ機能を向上させた上に外部マイクとリモコンをつけたイメージ。
難点はプライスで、CT9500の倍近いんです!
またCrosstourには基本的な筐体が2つあるようでCT9500以外はCT9900のように電源ボタンが前にあります
CT9500だけが異端児のようです(どっかとのOEMなのかな?)


上記をクリックするとamazonの購入サイトが開きます
Crosstour CT9900の詳しい情報はこちらです➡https://www.crosstour.co/blank

Crosstour CT8500

実はベストバイモデルはコレだと思います
CT9500より手振れ補正とバッテリーが一つ前の世代のモノが付いていますが外部マイクとリモコンはつきます。
そんでCT9500より2000円以上安い!
確かにCT9500の方が機能的には高級機に位置していますが、その差は小さいと思います。
だとするとこっちの方がメインカメラに使うならコスパ的にベストだったかなぁ…と言う気がしています(笑)


上記をクリックするとamazonの購入サイトが開きます
Crosstour CT8500の詳しい情報はこちらです➡https://www.crosstour.co/ct8500new

Crosstour CT7000

コスパ最強のサブカメラ
Crosstourの末弟。末弟と言えども1080p 30fpsで撮影できる機能はあって、プライスはなんと4000円!
この値段なら複数台用意していろいろなアングルからの撮影に使おうかな、と言う気にさせますねー
サブカメラとして使用するならこれ以上ない最適な機種だと思います。


上記をクリックするとamazonの購入サイトが開きます
Crosstour CT7000の詳しい情報はこちらです➡https://www.crosstour.co/ct7000new

今後の展望

最初はGoProを買うつもりで家庭内予算を計上しようとしてました。
しかし予算が溜まるまでただ待っているのも無駄なので、まず安価なカメラで練習しよう、と思って購入したのがCT9500でした。
そういう訳であまり期待しないで撮影してみたのですが、撮れた映像は想像を超える画質だったので、GoPro化計画は頓挫してしまいました(笑)
今は上にも書きましたが一点豪華主義的なGoProより安価な中華カメラを複数台揃える計画に代わってきています。
複数台のカメラを自転車だけでなく、チェストベストで自分の胸にもつけておけば走行からランチまで実際に見た目線に近い映像が撮れるのでは?と思っています

問題は編集技術が追いつくか?きっと大変だろうなぁ…

と新しいことをやると次から次へと問題も出てきて、それを考えてると一晩中寝られないの(←笑、分かる人は結構なおじさんですね)


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投稿者プロフィール

44kz(ししかず)
44kz(ししかず)
自転車に乗ることで日々の活力を回生させている壮年ライダーです。
エントリーアルミのTCRにパーツを交換しながら乗っています。
このブログでは実際に使ったアイテム&走ったコースの紹介をメインに綴っていきます。
Team SUMIT&神奈川ランチライド会会員

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